ネイチャーカン ブログ
【大麻取締法改正】
何が変わった?CBD製品は安心して使用できる?私たちが知っておくべきこと
目次
- はじめに
- 法改正の背景と主な変更点
- NaturecanのCBD製品はどうなる?
- 安全性に対する取り組みの強化
- まとめ
1. はじめに
2024年12月12日、厚生労働省は大麻取締法および麻薬及び向精神薬取締法の一部改正を発表しました。今回の改正では、大麻草由来の医薬品の使用や、使用に関する罰則強化など、重要な変更点が含まれています。
この記事では、法改正の概要や、この改正がNaturecanのCBD製品に与える影響、そして法改正に伴うNaturecanの取り組みについて詳しく紹介していきます。
2. 法改正の背景と主な変更点
今回の改正は、大麻草やその成分を利用した医薬品の合法化に向けた第一歩として位置づけられていますが、同時に違法な使用に対する罰則も強化されています。主なポイントは以下の通りです。
■ 大麻草由来の医薬品の使用が認可
これまで日本では、大麻草から抽出された成分を医療用に使用することが認められていませんでした。しかし今回の改正により、特定の疾患に対して医療現場で大麻由来の医薬品を使用することが可能となります。特に、難治性のてんかんなどの治療において、大麻草由来の医薬品が期待されているため、患者様にとっては新たな選択肢が増えることとなります。
■大麻の不正使用に対する罰則の強化
法改正に伴い、大麻の不正使用に対する罰則も強化されました。これまでは大麻の所持が主に取り締まりの対象でしたが、今回の改正により「使用罪」が新設され、大麻を使用しただけでも法律違反となるようになりました。違法な使用や所持に対しては、より厳しい対応が求められるようになります。
■Δ9-THCの残留基準の設定
さらに、製品に含まれるΔ9-THC(テトラヒドロカンナビノール)の残留基準が明確に定められました。これにより、大麻草由来の製品に微量でもTHCが含まれている場合、その量が一定の基準を超えると違法とみなされます。これは、製品の品質管理に対してさらに厳しい基準が課されることを意味しています。具体的な新基準は以下の通りです。
- 油脂や粉末タイプの製品 10ppm、0.001%
- 水溶液タイプの製品 0.1ppm、0.00001%
- その他の製品 1ppm、0.0001%
※ppmは100万分の1を示す濃度単位で、非常に微量な成分を表すときに使用されます
まず1つ目のカテゴリー「油脂および粉末」ですが、油脂に関しては常温で液体であるものに限られています。Naturecanの製品では、CBDオイルやカプセル、CBDフェイス・ヘアオイルなどに該当します。2つ目のカテゴリー「水溶液」は水に物質を溶解させた液、または分散させた液を指します。Naturecanの製品ではCBDドリンクや化粧水などに該当します。そして最後のカテゴリー「その他」に多くの製品タイプが当てはまります。例えば、NaturecanのCBDグミやべイプ用リキッド、CBDバームやクリームなども該当します。
3. NaturecanのCBD製品はどうなる?
法改正が行われたことで、「NaturecanのCBD製品は安全に使えるのか?」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。ですが、どうぞご安心ください。Naturecanでは、すべての製品について第三者機関による厳格なテストを行い、Δ9-THCの残留量が日本の法的基準を遵守していることを確認しています。
さらに、Naturecanの各商品ページでは成分分析証明書(CoA)を公開しており、製品の詳細な成分や検査結果をご確認いただけます。透明性を大切にし、お客様が安心して製品をご利用いただけるよう、すべての情報を提供しています。法改正後も、引き続き高い基準を保ち、高品質で信頼できるCBD製品をお届けしてまいります。
4. 安全性に対する取り組みの強化
Naturecanでは、法改正を機に、安全性への取り組みをさらに強化しています。特にΔ9-THCの残留基準に関しては、製造過程のあらゆる段階で厳重な管理を行い、法的基準を遵守しています。製品の安全性を高めるために実施した具体的な取り組みは以下の通りです。
- 一部の製品におけるアイソレートCBDの採用
一部の製品については、THC残留値がさらに低い「アイソレートCBD」を採用することで、法改正後も今まで通り幅広い商品をお届けできるようにしています。具体的にはカプセル製品が対象で、それ以外のCBDオイルなどをはじめとした商品は引き続きブロードスペクトラムを使用しています。 - 新基準に基づいた原料の調達
新しい基準を満たす原料を確保するため、世界各国のサプライヤーをあたり、基準をクリアする信頼できるサプライヤーを選定しました。これにより、より高い基準に適合した原料を調達し、安心してお客様にお届けできる製品の提供を実現しました。 - 原料ベースでの検査
CBD原材料において、Δ9-THCが1ppm以下であることを検査で確認し、さらに安全性の高い原材料を使用しています。これは、CBDアイソレートの新基準である10ppmを大きく下回る数値であり、より厳しい基準をクリアしています。 - 認証を得た原料の調達
スイス産のCBD原料は「スイス認証カンナビス(SCC)」を取得した農家から調達しています。この認証は、スイスの厳しい基準をクリアしたカンナビス製品に与えられるもので、残留農薬、微生物、重金属、残留溶媒、カンナビノイド濃度などのテストを経て、品質と安全性が保証されています。さらに、厚生労働省認可の第三者機関によるTHC検査も実施し、改正法の新基準に準拠していることを確認しています。
このように、Naturecanでは国内の法規制を厳守しながら、常にお客様に安心してお使いいただける製品の提供に努めております。今後も高い品質基準を維持し、信頼されるCBD製品作りを続けてまいります。
5. まとめ
今回の大麻取締法改正により、日本国内における大麻草由来の製品に関する規制が一層厳格化されました。しかしながら、NaturecanのCBD製品は引き続き法的基準を遵守し、安心してお使いいただける品質を保っております。今後も、より安全で高品質なCBD製品を提供するために、私たちは引き続き努力してまいります。ご不明点やご質問がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。お客様に安心してご利用いただけるよう、サポートいたします。