2020年 4月 12日 テルペンとは?CBDに含まれる味と香り で掲示されます CBD, by eknaturecan 0 Likes Share 目次 テルペンとは?カンナビスの味と香りテルペンとは?テルペンの種類2.ピネン4.リナロールテルペンとCBDテルペンの力を利用するお味見、いかが? テルペンとは?カンナビスの味と香り 独特の香りと風味を感じる、その好きな感覚が何なのか、疑問に思ったことはありませんか?なぜレモンは柑橘系の香りで、なぜ森は松の香りであふれており、なぜエッセンシャルオイルはその心地よいピリッとした香りがするのでしょうか?それはテルペンのおかげなんです。 テルペンとは? では、テルペンとは何でしょうか?テルペンは、多くの植物の独特の匂いや味の原因となる、大きくて多様な種類の有機化合物です¹。実際には、これらの植物化合物は、他の生物を引き付けたり、はねのけたりするために存在します。そして当然のことながら、それらが存在する理由が花粉を運ぶ動物や昆虫などを 引き付けるためか、植物の生存を確保するためかにかかわらず、私たちはテルペンがいくらあっても足りないほど好きなのです。カンナビスに含まれる約140の化学物質と化合物は、この種類の芳香族有機炭化水素に属しています。これらが、独特で補完的な効果を持つことの多い、幅広く多様な感覚プロファイルを作り出しています。 テルペンの種類 テルペンは、果物、野菜、香辛料を識別して味わうのに不可欠であり、カンナビス植物由来の CBDオイルの丁寧なつくりの基本です。この素晴らしい植物にあるテルペンは、CBDや他のカンナビノイドが生産されている粘着性のある樹脂腺で作られています。テルペンにはさまざまな種類があります。さまざまな治療効果を理由に世界中で使用されている、カンナビス植物から見つかった最も重要なテルペンを一部ご紹介します。1.リモネン2.ピネン3.ミルセン4.リナロール5.ベータカリオフィレン 1.リモネン リモネンは、オレンジ、レモン、ライム、その他すべての柑橘系の香りに含まれています。柑橘類の皮、ジュニパー、ローズマリー、ペパーミントは、どれもその心地よい香りが気分と精神の高揚をもたらします。リモネン は、その魅力的な香りを求めて今日多くの製品に含まれており、 肥満 や 炎症に対処するためにも長年使用されてきました。 2.ピネン ピネンの土や木の香りは、松やモミの木の樹皮樹脂によく見られます。自然界で最も豊富なテルペンの1つであり、抗炎症、去痰薬、気管支拡張薬、および局所消毒の薬として医学で広く使用されてきました。証拠は限定的ですが、 研究によると、ピネンには抗不安(不安緩和)、抗うつ、抗発作の特性もあり、慢性的な痛みなどの慢性的な神経症状の治療にも有効な可能性があります。 3.ミルセン タイム、月桂樹の葉、ホップ、甘いマンゴーの柑橘類やハーブの香りはすべて、カンナビスに含まれる最も一般的なテルペンである ミルセンの香りです。 消化性潰瘍の予防など、さまざまな薬効があると称賛されているこの驚くべきテルペンは、CBDの世界で重要な役割を果たしています。食品や飲料で人気の香料および芳香剤であるミルセンは、抗酸化作用、老化防止作用、抗炎症作用に加えて、痛みや不安を和らげる可能性があることが示されています。 4.リナロール 落ち着きとリラックス効果で知られるラベンダー、バーチ、ローズウッドに含まれる花のようなスパイスは、 リナロールの複雑な化学的性質によるものです。このテルペンが免疫システムを強化し、タバコによって誘発される肺の炎症を大幅に軽減し、アルツハイマー病に関連する神経学的および行動的障害の回復を助けることができる多くの方法が研究されています。より多くの臨床試験が必要ですが、リナロールには、市販の抗不安薬、鎮痛薬、抗うつ薬(ロラゼパム、ベンゾジアゼピン、パロキセチンなど)と同じくらいの効果があり、多くの場合、副作用プロファイルが低いことを示す証拠があります。 5.ベータカリオフィレン 胡椒、クローブ、バジル、綿に含まれるベータカリオフィレン は、ピリッとしたスパイシーな香りで有名です。他の多くの香りと同様に、このテルペンを取り巻く興味深い研究があり、多くの高品質CBDオイルの魅力的な成分となっています。たとえば、フィトカンナビノイドとベータカリオフィレンの経口併用は、安全性が高く、副作用が少ないため、慢性疼痛の治療に有望であると考えられています。 さらに、ベータカリオフィレンが主成分である黒胡椒油は、抗酸化作用、抗炎症作用、抗侵害受容作用を持つことがわかっています。 テルペンとCBD テルペンは、メタンの次に大気中に見られる最も一般的な揮発性有機化合物です。簡単に言えば、テルペンはどこにでもあります。そして、自然界のすべてのものと同様に、テルペンは自然に化学環境と相互作用します。CBDオイルでは、カンナビスに含まれるカンナビノイドやその他の化合物がそれにあたります。つまり、最終的にテルペンがこのハーブの相乗効果によるメリットに影響を与えるということです。テルペンは「カンナビスベースの薬用抽出物のアントラージュ効果に大いに寄与する可能性のある独特の治療効果を示す」ことが観察されています。「アントラージュ効果」は、テルペンやカンナビノイドなど、カンナビス抽出物に含まれるさまざまな化合物が連携して抽出物の有効性を高めることができるという仮説に基づいています。 テルペンの力を利用する Naturecanでは、広範囲のCBDを複雑な抽出および精製プロセスにかけることにより、テルペンの力を利用しています。これにより、当社の製品は重要な麻化合物(CBD、特定のテルペン、その他の植物化学物質を含む)を保持しながら、 THC (テトラヒドロカンナビノール)やその他の不純物を除去し、製品の安全性と品質を確保しながら、アントラージュ効果の潜在的なメリットを最大化します。この2段階のプロセスの概要は次のとおりです。 1.CO2抽出 手順1では、加圧された二酸化炭素を麻の植物に通して、抽出したいCBD化合物やその他の植物化学物質を取り除きます。これにより、安全でクリーンな高品質のCBD濃縮物(または原油)が作成されます。 2.蒸留 この手順では、蒸留によって濃縮物をさらに精製します。このプロセスにより、オイルは特定のテルペン、少量のカンナビノイド、その他の植物化学物質を保持しながら、最終製品の味、一貫性、純度に悪影響を与える可能性のある化合物(脂質、ワックス、フラボノイド、クロロフィルなど)を除去できます。蒸留油には、90〜95%のCBDと、CBG、CBC、CBDAなどの少なくとも5%の他の少量のカンナビノイドが含まれています。カンナビノイドとテルペンのこの豊富な混合物が、最高の純度と最高品質のオイルを作成するのに役立ちます。 お味見、いかが? テルペンの多くの治療効果を考慮すると、テルペンと他の化合物との間の自然な相乗効果を最大化できる、高品質のオイルから作られたCBD製品を選択することが重要です。これにより、CBDが体に与える健康上の幅広い潜在的なメリットがもたらされるためです。 出典 1. Eberhard Breitmaier (2006). Terpenes: Flavors, Fragrances, Pharmaca, Pheromones. Wiley-VCH https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC167096/ https://www.medicaljane.com/category/cannabis-classroom/terpenes https://www.webmd.com/vitamins/ai/ingredientmono-1105/limonene https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23838456/ https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28260017/ https://www.sciencedirect.com/topics/nursing-and-health-professions/pinene https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyt.2021.583211/full http://www.aromaticscience.com/the-effect-of-a-minor-constituent-of-essential-oil-from-citrus-aurantium-the-role-of-β-myrcene-in-preventing-peptic-ulcer-disease/ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8326332/ https://www.sciencedirect.com/topics/neuroscience/linalool https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1567576915301089 http://europepmc.org/article/med/26549854 https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyt.2021.583211/full https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3820295/ https://www.researchgate.net/publication/261591338_Antioxidant_Anti-inflammatory_and_Antinociceptive_Properties_of_Black_Pepper_Essential_Oil_Piper_nigrum_Linn https://www.sciencedirect.com/topics/chemical-engineering/terpene https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21749363/ 最近の投稿 CBDリキッドに含まれるテルペン類に関する安全性の懸念 2022年3月18日 カンナビノイドとは?CBD・CBN・CBGの違いと仕組み 2022年1月7日 CBDオイルはどのようにして作られる?【抽出プロセスを解説】 2021年11月29日 希少なカンナビノイド:CBNとその効果は? 2021年11月1日 CBDは痛みを緩和する?CBDオイルの痛みへの効果 2021年10月27日 About Latest Posts eknaturecan Latest posts by eknaturecan (see all) CBDオイルの摂取量:どのくらいの量を摂取すべき? - 2021年8月6日 有効成分の解説|CBDスキンケア・ボディケア・ヘアケア - 2020年5月29日 テルペンとは?CBDに含まれる味と香り - 2020年4月12日 共有:TwitterFacebookいいね:いいね 読み込み中…