CBDの効果が感じられない5つの理由と3つの対処法

CBDの効果が感じられない5つの理由と3つの対処法

近年のウェルネスブームによりCBDに対する注目が高まってきています。CBDに期待され始めている効果も実に様々で、研究段階であるとはいえ多くの方の悩みを解決していることも事実です。そこでCBDに関する基本的な知識を学びながら、効果が感じられない5つの理由を知り、解決に導く3つの対処法をご紹介したいと思います。

人間だけでなくすべての哺乳類には、エンドカンナビノイドシステム(ECS)という気分や睡眠、食欲、免疫、痛み、発達や老化、運動など多岐に渡る機能を司るシステムが備わっています。このECSが正常に機能するためには、生体内で生成される「エンドカンナビノイド」の存在が必要不可欠ですが、老化やストレス、外的要因などによってエンドカンナビノイドが不足し、ECSが十分に機能できなくなる(=エンドカンナビノイド欠乏症)と、様々な疾患につながる恐れがあると考えられています。

そこでCBDの出番です。CBDはエンドカンナビノイドに代わってECSに働きかけてくれるので、ECSの不調によってもたらされる諸症状の改善に期待ができるのです。

CBDに期待できる効果

海外では”現代人の救世主”や”魔法のオイル”と紹介される場合もあります。特に欧米ではCBDの認知度が非常に高く、ドラッグストアで普通にCBDを購入できる国もあります。

また、アメリカではオピオイド系鎮痛剤の依存性や副作用が社会問題となっており、多くの人を悩ませてきました。CBDには副作用や依存性が認められないとWHO(世界保健機構)が正式見解を述べたことにより依存性の高い鎮痛剤の代わりとしてCBDを使用する人が増えてきたのも事実です。これはグリーンラッシュと呼ばれるCBDブームの拍車をかけるひとつの要因となりました。

では、ここまで多くの効果を期待されながら、なぜCBDを効果を感じられない方がいるのでしょう?詳しく説明していきたいと思います。

CBDの効果が感じられない5つの理由

1. 適量ではなかった

よくある理由として挙げられるのが適量ではなかったというものです。CBDの適量には個人差があり、少量で効果を感じる人もいれば多量に摂取しても効果を感じない人がいるのも事実です。

おすすめする方法としては少量から徐々に摂取量を増やしていき、自分自身の適量(スイートスポット)を見つけること。特に初心者の方は低濃度のCBD製品から試してみるといいでしょう。そして徐々に濃度を上げたり摂取量を増やすようにしましょう。

2. 期待しすぎていた

近年のCBDブームにより過大広告が増えてきているのも事実。CBDに想像以上の期待を抱くのは間違いかもしれません。CBDを摂取した「瞬間」に睡眠が改善したり、関節痛や頭痛が改善するというのは考えにくいです。

CBDは徐々に身体のリズムを整えていくものです。ビタミンCサプリメントを摂取した瞬間に肌質改善はしませんよね?CBDは身体の内側から少しずつ改善を期待するものです。

もちろんCBDの期待され始めている効果・効能は素晴らしいものです。徐々に適量(スイートスポット)を見つけましょう。

3. 粗悪品だった

意外に多いのがこのケース。様々なCBD製品が発売されて、いったいどのCBD製品を購入していいのかわからないですよね?情報が少ない中で、大手ECサイトにて価格重視で購入してしまい低品質のCBD製品を購入してしまった場合、あなたのCBDの効果を感じる可能性は限りなく低いでしょう。

日本では違法成分であるTHCが混入していたケースも見受けられますので、厳しいラボテストを実施していたり、検査結果を公表している安心安全なブランドを選ぶようにしましょう。Naturecanでは厳しい7つのテストをクリアした高品質のCBDオイルを使用しております。

詳しいテスト結果にはこちらをご覧ください:https://www.naturecan.jp/pages/testing-process


4. 継続していなかった

CBDを継続して摂取しましょう。CBDは体内に蓄積することで徐々に効果を感じることが期待できます。最低でも2週間。できれば1ヶ月継続しましょう。するとCBDの様々な効果を感じることができるはずです。もちろん摂取量(スイートスポット)は個人差がありますので、効果をあまり感じなければ濃度や摂取量を調整するなどしてみましょう。

5. 健康だった

意外な答えかもしれませんが、意外と当てはまるケースかもしれません。身体のどこにも不調は感じられず、毎日グッスリ眠れている方がCBDによる劇的な睡眠改善を感じることは考えにくいです。例えば関節痛や偏頭痛に悩まされている方で服用中している鎮痛剤の効果を感じない人や、ストレスで強い睡眠障害を抱えている方などがCBDを試すことで効果を期待できると言えます。

もちろん鎮痛剤や睡眠薬の用法・用量を守って正しく使っている上で、CBDを摂取した場合です。現に、アメリカではオピオイド系の鎮痛剤の副作用や依存性に悩まされている方が多く、CBDの登場によってそれらの症状で悩んでいる人を救っていることも事実です。

CBDの効果を感じるための3つの対処法

それではCBDの効果・効能をより感じるための3つのポイントをご紹介します。

1. 適量を見つける

繰り返しになりますが、自分自身の適量(スイートスポット)を見つけることが何よりも重要です。ポイントは少量から徐々に試してみること。

そもそもCBDには中毒性は認められないと正式見解を受けた成分であることは事実。大量に摂取しても中毒症状が現れることは考えられにくいです。海外の文献によると1日最大1,500mgCBDを摂取しても身体に害を及ぼさないことも報告されています。ですが、まずは少量から自分自身の適量を見つけてみましょう。

これは全ての人に当てはまるわけではありませんが20%-40%のCBDオイルを1-2滴ほど舌下(下の裏)摂取することからスタートすると適量を見つけやすいと言われています。

2. 過剰な効果を期待しない

CBDは継続することで、人間が本来持っている機能であるECS(エンドカンナビノイドシステム)が調整され「徐々に生活の質が上がっていく」ということを理解しましょう。

過剰な期待はせず、焦らずに毎日コツコツと継続して効果を実感することが大切です。

3. 瓶をよく振ろう

これは国内CBDブランドのほとんどのサイトで記載されていないのですが、海外ブランドサイトでは良く見かけるポイントです。CBDオイルやCBDリキッドをよく振ってから摂取するようにしましょう。これはCBD成分が瓶の下部に沈澱し、効果を感じることができなかったという初歩的なミスです。

攪拌(かくはん)することでCBDオイル全体にCBD成分が行き渡り効果を感じやすくなるケースがありますので、試してみましょう。


CBDアイテム別  具体的な適量の見つけ方

それではCBDアイテム別の適量を見つける具体的な方法をご紹介したいと思います。

1. CBDオイル(舌下摂取) 適量の見つけ方

これはCBD製品全般に言えることなのですが、病院で処方される薬などは服用する時間帯や量などが決まっていますが、CBD製品に関しては明確な摂取量や時間帯などが明記されていないのが実情です。

CBDオイルを初めて摂取する方は、夜寝る前に具体的に1-2滴ほど摂取することをおすすめします。これはCBDオイルの濃度によっても異なるのですが、摂取量が少ないと効果を感じなかったり逆に多く摂取しすぎた時は急に眠気が来る場合があります。

2.CBDリキッド(気化摂取)適量の見つけ方

気化摂取はVape(ベイプ)と呼ばれる専用の器具を使用して、気化したCBD成分を肺から摂取するという方法です。CBDオイルに比べ効果の発現時間が5〜10分程度と短く手軽にCBD を体感できるというメリットがあります。

適量の見つけ方のポイントとしてはCBD濃度です。気化摂取は効果を感じやすい分だけ、高濃度CBDリキッドから試すことははおすすめしません。2.5%〜10%程度の濃度が適しているといえます。


また、気化したCBDを吸い込んで、すぐに吐き出すのではなく、目安として5秒程度肺に留めておいてから、また5秒かけてゆっくり吐き出すようにしましょう。そうすることによりCBDの効果を更に実感できる可能性が高まります。


効果を感じないといって何回も吸引するのもおすすめしません。初めての方は2−3回吸引したら効果を体感するまで少し待ってみましょう。

3.CBDカプセル・CBDグミ(経口摂取)適量の見つけ方

アメリカでは人気の経口でのCBD摂取。

CBDをエディブル(グミやキャンディ・クッキーなど)もしくはカプセルなどサプリメントとして摂取する方法です。メリットは気軽にCBDを摂取できるという点。

ですが、効果が発現するまで30-90分程度かかるというデータがあり、摂取したCBD量が血液中に到達する割合(=バイオアベイラビリティ)が6%−20%と言われています。

つまり効果を実感するまでリキッドやオイルに比べ時間がかかる上に効果を感じるまである程度の摂取が必要ということにもなります。
一方、経口摂取したCBDは最大6〜12時間程度体内にとどまると言われており、長時間効果を発揮するというメリットがあります。ゆっくりCBDを体感したい方などにはおすすめできる製品です。

適量の見つけ方としてはクッキーやグミ1個あたりに対して、どのくらいのCBDが含有されているかを確認するというのがポイントです。CBDの含有量を必ず確認し、25mgまでを目安に摂取すると効果を感じる可能性が高いです。くれぐれも食べすぎないように注意しましょう。

【まとめ】効果を感じられない理由を見つけて正しい使用方法でCBDを体感しよう

このように、CBDを体感できなかった理由は様々です。この記事を参考にCBDを体感できなかったポイントを理解して正しく摂取してみるようにしましょう。

CBDブームが日本に上陸しているのも事実です。

ブームに踊らされず正しい情報を手に入れてストレス改善、睡眠改善などにCBDを活用してくれることを心から願っています。

この記事を書いた人:Hiraoka
外資系企業につとめるCBD歴3年のWEBライター。海外の医療文献を翻訳しエビデンスを高めた情報を提供します。

メディアFocus-Talks (https://focus-talks.com/) 運営



ネイチャーカン ブログをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む